ここはミサトのマンション。シンジとレイは、いつものように夕食の
準備をしていた。
「あ、しまった」
「ん? どうしたの、碇くん?」
「醤油切らしてるのを忘れてたんだ……どうしようか……今さらメニューの変更
効かないし……。しょうがない、買ってくるか……。アスカー!」
「んー、なーにー、シンジ?」
「ちょっと醤油切らしてるのを忘れてたんだ。今から買ってくるんだけど、ごはん
少し遅くなるんだ……。我慢してくれる?」
「まぁ、少しくらいならね。早く買ってきなさいよ」
「うん、じゃあ行ってくるよ」
「碇くん、私も行く」
「え、いいよ綾波、すぐそこだし……」
「ううん、いいの。お米はもう洗ったし、私今する事ないから」
「そう、じゃあ行こうか」
「うん、じゃあアスカ、すぐ買ってくるよ」
「はーい、行ってらっしゃい」
そう言ったやりとりの後、シンジとレイは部屋を出ていった。
しばらくして二人が戻ったとき、アスカは絶句した。
「な゛っ!?」