「シンジ、立てる? 今から泳げるように特訓するわよ」
「え? 特訓!?」
「そ、男子だってプールの授業あるんでしょ。十四にもなって
泳げない事ばれたら恥ずかしいじゃないの。だから特訓よ」
・ ・ ・
アスカとレイによるシンジの特訓は続いていた。
やがて、太陽がかなり傾き、周りが赤く染まり始めた頃、シンジは
何とか沈まずに、前に進めるくらいにはなっていた。
「あなた達、今日もう上がるんでしょ? お風呂にでも入って、
ゆっくり疲れを取るといいわ」
『風呂!?』
その言葉を聞き、ケンスケとペンペンの目が輝きだした。
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