新世紀エヴァンゲリオン-if-

 第三部 ニセDパート


 ニセモノではなくホンモノを早く読みたい!


 ピピピピピピピピ……。

 「ん……ん~」

 シンジはいつものように目覚ましを止めた。

 シンジの朝は早い。誰よりも早く起き、みんなの食事を作る。朝食はいつもシンジの
 担当になっていた。理由は簡単。他の人は寝過ごして起きて来ない事が多いからで
 ある。そんな訳で、仕方なくシンジがやる事になっていた。

 着替えを済ませ、顔を洗い、冷蔵庫の中を覗いていると、後ろから声がかかった。

 「い~か~り~く~~~ん。ドロドロドロドロ」

 「わっ! びっくりした。……なんだ、オバケ綾波じゃないか。どうしたの?」

 こんな事を書くと加藤氏から怒りの鉄拳が飛んできそうなので、マジメに続けます。

 「おはよう、碇くん」

 「え?」

 シンジはそう言って振り向くと、そこには微笑んでいるレイの姿があった。

 「あ、おはよう、綾波。どうしたの? こんなに早く。朝食は僕の担当だよ」

 「うん。碇くんの手伝いがしたくて、早起きしたの」

 「えっ、本当!? 嬉しいなぁ……」

 「それでね……あの……その……」

 「?」

 「……まだ……アスカもミサトさんも寝てるよね?」

 「うん。いつも時間ギリギリまで寝てるからね、あの二人は」

 「良かった……。それで……あの……その……」

 「? ……どうしたの、綾波」

 シンジは不思議そうな顔をして、レイの方を向いた。その時、レイの顔が真っ赤に
 なっている事に気が付いた。

 「ど、どうしたの綾波!? 顔が真っ赤だよ!?」

 「えっ、本当!? やだ……どうしよう……まだ何も言ってないのに……。
 じゃ……思い切って……言うね」

 「うん。何、綾波?」

 「えーと……あの……その……お……おはようのキス……きゃっ!!」

 レイは赤い顔を更に赤くして、まるでスイカのように真っ赤になってしまった。

 「え、えぇぇぇっ!?」

 シンジは一瞬、自分の耳を疑った。しかし、真っ赤になったレイの顔を見て、レイは
 本気で言ったのだと確信した。

 「うん。いいよ、綾波。今なら誰も見てないから……」

 シンジも顔を真っ赤にさせ、そう言った。

 「え、ホント? うれしい……」

 「あ、あやなみ……」

 「いかり……くん……」

 二人は目を合わせ、だんだん顔を近づけていった。

 そして、二人の顔が最接近したとき……。

 「ふぁ~。良く寝たわ……。って、あんたたち、何やってんのよっっっ!!!」

 <つづかない>

 これは湯作が勝手に作成したもので、本編とは何の関係もありません。
 また、続きもありません。(書いた本人も続きが気になるんだけど(笑))


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