ネルフ内ミーティング室。
ミサト、シンジ、レイ、アスカの四人がミーティングをしているところに、リツコ
がやって来た。
「あらミサト、まだミーティング終わってなかったの? そろそろ会議の始まる
時間よ」
「会議? 今日何かあったっけ?」
「何言ってんのよ。今日は『エヴァンゲリオン新装備開発会議』の日
じゃないの」
「何よそれ!? そんな会議いつの間にできたのよ!?」
「あら、もう随分前からやってるわよ」
そう言ってリツコは手元の資料を見る。
「ほら、1997年3月26日に公開している-if-外伝八。この話の中にエヴァの新装備
についての会議シーンがあるわよ」
「また随分と古い話を引っ張り出して来たわね……。すると何? 今回の話はまた
あの時と同じようにメカメカな話なの?」
「その通り」
「それって……読者が限定されるんじゃないの? 年代層も限られそうだし」
「それは仕方ない事よ。作者がロボットヲタクなんだから。でも、前回の公開時
より読者層は広がってるだろうし、それなりに需要はあると思うわよ」
「需要って……。まぁいいわ、それじゃ早く本編を見せなさい」
「甘いわねミサト。今日が水曜にもかかわらず先行公開編があるって事は、本編は
まだ完成してないのよ。過去の実績が証明してるでしょ」
「そんなもん実績とは言わないわよ!! まったく、約一ヶ月もお休みして
ようやく再開されたと思ったらまだ完成してないだなんて、一体作者は何やっ
てるのよ!」
「そんな事私に言われても困るわよ。まぁ来週にはできるんじゃないかしら。
それまでに外伝八を読み直しておくといいかも知れないわね」
「……結局それが言いたかったのね」
と言うことで……
外伝 弐拾五 最強ロボ エヴァンゲリオンX
2000年1月19日(水)公開!