「ミサト、シンジ君。いきなりで悪いんだけど、エヴァの新装備の
開発に協力して欲しいんだけど、いいかしら?」
「エヴァの新装備、ですか?」
「ええ。使徒は日増しに強力になってきてるから、それに対抗するためにも、エヴァ
の装備も強力なものにしていく必要があるのよ」
「どんな装備なんですか?」
「そうねえ……。それは……」
「……どうせ『まだ言えない』んでしょ?」
『ぎくっ』
「『水曜日まではまだ日にちがある』とか何とか言うんでしょ?」
『ぎくぎくっ』
「……どうやら、図星らしいわね」
「……極秘情報がダダ漏れね」
「どこが『極秘情報』よ。もうほとんど『恒例行事』じゃないの……。まぁいいわ。
じゃあせめて、今回のお話がどういったものなのかくらいは教えてよね」
「分かったわ……。今回の話のコア、中心となる物は『エヴァの新しい武器』
なの。つまり、いつものラブ米とは違って、メカメカな話なのよ」
「メカメカ? ロボットアニメのような話になるって事?」
「その通り」
「それって……読者が限定されるんじゃないの? 年代層も限られそうだし」
「それは仕方ない事よ。作者がロボットヲタクなんだから」
「……そう。それじゃ、とりあえず本編を見てみるわ」
「……水曜日にね」
「ちっ!」
と言うことで……
新世紀エヴァンゲリオン-if-
外伝 八 スーパーロボット 初号機X
1997年3月26日(水)公開!